カラーネガフィルムの自家現像 Vol.2(カラー現像液の作成)

20年2月3日の投稿で「カラーネガフィルムの自家現像Vol.1(薬品編)」という記事を書いたのですが、世界1アクセスが少ないブログに、いくつかのコメントを頂戴しまして、そういう意味では大変好評をいただいているのかなと思わなくもない今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか?

時はコロナ禍の真っ只中(2020年3月〜4月)。私も3月末に在宅ワークの指令があり、4月いっぱいを自宅で過ごそうかという状況です。とりあえず仕事は細々とあるものの、スキマ時間を有効に使いたいとも思い、カラーネガフィルムの現像に使用する薬品の調合、工程を画像付きでメモってみようかなと思いました。

まぁ内容的には以前に書いた記事の肉付けでしかないですが、もう少し血の通ったというか(笑)、泥臭いというか、こんな感じよというのが具体的に伝わればと思います。今回は「現像液」の作り方なので、漂白定着液とか、実際の現像工程とかは他の記事にしようと思います。現像工程などは、家族との関係上さくっと対応しなければならないため、かなりシステマティックに(笑)開始から片付けまでを並行して完了できる手順にしてるので結構、書きたいことありますが、それは後日。

作成する薬品

発色現像液

・KODAK エクタカラーRA発色現像補充液 RT 10L(10L用)(補充液)
・KODAK エクタカラーRA発色現像スターター(1.2L原液)

上記の作成ということになるのですが、今回は保存用の溶液を作るだけなので、スターターの方はいれません。

調合の過程

まずは「KODAK エクタカラーRA発色現像補充液 RT 10L」のa、b、cの薬品を用意します。(写真は参考までにスターターも一緒に写っています。)

a、b、cの液。スターターは今回は使用しない。

自分は以下のような薬品用ポリボトルを用意して貯蔵しています。大きい方が1リットル、小さい方が500mlで、今回は1リットルを作成していきます。(500mlの方は半月ほど保存してたのでちょっと黒っぽい色に変色している。おそらく現像自体は可能かと思います。公式には6週間の保存が可能。)

ちょっと汚れてますが・・これに貯蔵している

ちなみに、今回作成するのは1リットルなのですが、その調合割合は以下のように設定しています。(あくまで私の場合です。各自、自己責任にてお試しください。こんなこといちいち書くのも世知辛いですけどねw)

1リットルの液の作成には、「KODAK エクタカラーRA発色現像補充液 RT 10L」のパートa,b,cの液を以下の割合で混ぜていきます。(スターターは現像時まぜるので保存時にはいれません。)

  • ・パートa液:40ml
  • ・パートb液:18.7ml
  • ・パートc液:40ml

事前に3〜400mlのぬるま湯をカップにいれておき、そこへ上記の割合で各液体を混ぜて、最後に全体が1リットルになるようにぬるま湯を足していき、保存液を作成します。実際に現像する際は、私の場合、1回にフィルム1本、小型タンクでの現像しかしませんので、250mlずつ使用していく形になります。(1リットルで4回/フィルム4本分の液体を作る感じ)

a、b、cの液体を順番に混ぜていく

まずは「パートa」の液。軽量カップに40mlを注ぎ、1リットル用のカップ(事前に3〜400ml程度ぬるま湯をいれておく)に注ぎます。

以下、1リットル分の40mlを計量します。

40mlぴったりに・・・。ある程度は目分量で。

注ぐと以下のような感じに。まだ単純に黄色っぽい液体ですが、これから変化していくことになります。

以下「パートb」の液を混ぜます。計量カップで18.7mlになるように注ぎます。

18.7ml、端数になると計量むずいですがそこはエイヤっです

パートbの液を入れると、以下のように色が赤色になります。撹拌してないので部分的に化学変化で色がまだらですね。

アップにすると上記のような感じ。南国系ジュースみたいできれいです。

最後に「パートc」の液を入れます。もの自体は無色ですね。これも1リットル分だと40mlを計量して入れます。

アップにするとこんな感じ。40mlの線のところまで。

パートcを入れるとちょっと色に変化が起きます。赤っぽかった液体が黄色のような緑のような感じの色に変化します。

ちょっと撹拌すると以下のように緑色に変化していきます。変化の過程がちょっと楽しいです。

撹拌しないとまだらな感じです。
混ぜると上記のような濃い色に変化。
更にまぜると上記のようにメロンソーダのような色に。

緑色になった液ですが、1リットルになるようにぬるま湯を足していき、さらに撹拌します。すると金色のような感じの液体ができます。これで完成になります。

とりあえず完成。空いていた1リットル用の容器に漏斗を使って入れていきます。

保存用として作成した現像液の完成!
入れたお湯の温度が熱いと、容器が凹んだりするので、温度は30〜35度程度のぬるま湯でOK。しばらく蓋をせずに冷ましたりしてます。(そのままふたすると容器が変形するんですよね・・)あと半月くらいほっておくとどす黒い感じになりますが、特に気にせず使っています。

カラー現像液の完成!

完成した液を使用するときの手順はまた別の記事で書こうと思いますが、自分は250mlずつ使用しているので、別途、現像時に入れるスターターもそれにあった分量いれて撹拌して(30度にして)それで現像するようにしています。またそのあたりは後日。(載せてる写真、もうちょっとちゃんと撮ればよかったな・・)

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ライカM6、再び。まだ旅は終わらない。

以前の投稿で書きましたが、以前ライカM6を所有していました。そのM6はブラックで、元箱も一式揃っており、状態もまずまずのものでした。あとTTL版でした。
すでに書いたように、不意の事故で(笑)数年前に手放してしまっており、そのあと紆余曲折はあったものの、デジタルのライカM10と、フィルムのライカM4に落ち着いていました。

そこでだ・・・
「Leica M6(ライカM6 Non-ttl)シルバー」をMy new gearしました。

え、え?なんで?・・と。僕もそう思います・・・。
なんででしょうね?これがいわゆるライカ病の怖いところなんだと思いますが、たまたまいくつかの商品を見ていたら急にほしくなって、たまたま状態の良さそうなものが適度な値段でみつかり、気づいたら手元に・・・。
そうですよ、わかっていますよ、ぜんぜんM4で事足りてたし、露出計だってVoigtlanderの外付けを載せてて、ある程度の適正露出の写真は撮れていて、M4自体の精度もよかったから低速から高速までシャッタースピードもまったく問題ない、ファインダーだってきれいだし、2重像も明確。なんの問題もない。今どきレンジファインダーでフィルム写真やろうって奴が、マニュアルフォーカスがダルいとも思わないし、外付け露出計いじってからフォーカシングするのが多少手間とはいえ、いまさらその程度のこと・・・。そう、別にライカM4で事足りてたんです・・。なにやってんだろう・・・。先月までの大きな支払いが終わったから少し気が抜けていたのだろうか・・・。

さて、ライカM6ですが、久しぶりに触りましたがやはり良いです。このデザイン、使い勝手。まず手にして驚いたのがその状態。ほとんどMintです。使用感はゼロではないものの、印象としては2、3度外に持ち出してみて、あとは自室で眺めていたといった感じ(まぁこの機械を置き物にしてしまうことがいいか悪いはともかく)。底部のシールもピカピカでさっき開封したかのよう。シルバーの外装も開封後、間もない雰囲気を残している。大きなスレ、打痕はなし。サイドのプラにストラップ傷もない。吊金具も削れはなく、かすかに痕跡がある程度。内部にいたってもホコリも最小限、傷もなし。シャッター幕に多少色ムラがあるけど、おそらく経年で幕のゴムが多少変色したものなので実用に影響なし。その他電池室、巻き上げレバーも無傷。という感じでミントな状態です。お値段が安かった理由は元箱、取説などが一式ついていないためかな(”地図”なんかだとぜんぜんそんな割引ないんだけどねw)。付属は純正のストラップのみ。マウントキャップは非純正のものが付属。それにしてもきれいだ・・・。

製造年は1997年とのこと。20年以上たっていてこの状態は確かにある意味「使いづらい」。だが、私はさっそくロゴとネームにテープを貼ってしまう(笑)。使うために入手したのだ。(←4月後半しかもすでにテープ痕をびびって剥がしているという・・・笑)そのため今回は付属品のあるなしはどうでもよかった。好みを言えば、多くの人と同様にブラックを選択したかったが、今回はシルバーのM6を選択した。なぜなら、今メインで使用しているM4からすり替わっても、カメラにまったく興味がない妻にバレないからだ(笑)。ロゴはシルバーのマスキングテープでうまく隠してあるが、軍艦部の文字がないのでそこが怖いw。そもそもデジタルのM-PがM10にすり替わっていて今のところバレていない。条件は同じである。

もう少し質感に触れます。私は以前、最新のフィルム機、ライカM-Aを所持していました。それは外装もきれいで質感がとてもよかったです。あらためてミント状態のM6をみてみると、素材の多少の違いはあれど、質感の方向性は同じと感じました。個人的に形や作りが好きな本体裏側のバックドアのあたり、革の感じ、裏蓋の枠のマッドな金属の感じなど、触っていて心地よい(心地よいがゆえにケースをつけて普段は触れないという変態性も併せ持っています・・)。露出計のないM型をいくつか使用してきて、ある程度、露出の感じはつかめてるし、別にM6やMPは必要ないよな・・と口では言いながら、心の底ではどこかでライカMPを手に入れる機会を伺っていたところが正直あります。MPは値段的になかなか手が届かない・・。逆にM-Aを入手したとき思い切ってMPに行っていればよかったのかもしれない。まぁいろいろ考えます。以前持ってたし、いまさらM6なんて、と考えて、なるべく物欲に火がつかないように抑えていました。今回状態のよいM6を手に入れてみると、ほぼライカMPじゃんという感じで非常に満足です。

ファインダーについて触れると、以前のM6 TTLは赤い露出の三角の間に「丸」があって、適正だとその丸が表示されるのですが、Non-ttlだと丸は表示されず、ファインダーの左右に三角が表示されたときが適正露出。このあたりは過去からいくつかのレビュー記事など読んでいて、多少違いがあるんだなくらいに思っていました。
露出計の使い勝手で1つあるとすれば、これまでVoigtlanderの外付けVCメーターIIでしばらく運用していたので、街中で撮影する際、カメラを向けて露出だけ確認してノーファインダーで撮影するといった方法が取れなくなりました。ちゃんとファインダーを覗いて撮影しないといけない。最近街中での撮影は神経を使うのであまり「撮ってます」感ださない方法がとりにくいですね。
ちなみにM6名物のハレーションについて。この機体はファインダー内も当然きれいな状態ですが、例の・・ハレーションにより二重像が多少見ずらいという傾向がこの機体にもある気がしています。通常使用ではまったく問題ないですがたまに見ずらいなと思うときはある感じですね。(誰かが言ってた裏技で採光窓の真ん中に四角く切った黒いマステープを貼りました。効果のほどは正直わからん・・)

あとシャッターについて。手持ちのM4は動作にまったく問題ない機体ですが、それと比べて同じようなフィーリングだと思います。体感スピードとかそのあたりですね。シャッター音はM4より若干、(悪い意味じゃなくて)曇って聞こえるため少し小さいと思います。ここはM-Aに近い感じがしました。このライカM6がミント状態だからM-Aに近いのか、M4は流石に50年選手だから多少異なるのか、いろいろ同時にお持ちの方は比べられるのでしょうが、正確にいうのは難しいように思います。M4のパシャっという音も非常に心地いいですし。みなさんがよく気にする、状態のよいM型はどういうシャッター音なのか?使用感なのか?という点では、M-Aを基準にすると、このM6のシャッター音、フィーリングからかなり調子のよいものだと判断できます。以前所有のブラックM6の記憶は薄れてしまってますが、その後、M2、M4、MAと触れてみて、調子のいいM型はこんな感じかなというのがなんとなくわってきました(天下のM3は触ったことないですがおそらく同じようなものかなと・・)。と、ここまで書いても伝わりづらい気がします・・・。自分の中では「チャッ」と「シャッ」の間の音に、薄いベールをかけたような音と感触が調子のよいM型のシャッター音だと認識しているのですが・・(笑)。

というわけでまだまだ旅は続きそうです(笑)。そろそろ過去に使ったレンズなどの感想も書きたいのですが、いちいち写真を選り分けて載せるのが面倒で取りかかれていません。手元のライカM4どうしようか迷っています。先日、風の強い日に使っていたら2重像のとこに細い線状のゴミが入り萎えています。それ以外の使用感は最高です。どっかでメンテに出したいと思っていますが、いまは余裕ないですね。
そうそう、先日はじめてリバーサルフィルムのエクタクローム買ったので試してみたいな(昔、1回だけFUJIのリバーサル使ったことあるけど、みずみずしい印象だったし)。

(4/25追記)以下にトライアルとして動画をアップしてみました。