Leitz Summilux 50mm f1.4 第2世代について

手元のライカレンズの紹介です。先日は最近入手した球面ルクスの35mmでしたが、今回はLeitz Summilux 50mm f1.4の2nd、第2世代のご紹介です。

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実はこのレンズを入手するのは2回目です。以前、ブラックのM6を使用していた際にちょっと無理してこのレンズを手に入れたため、すぐM6ボディを手放すことになりました。そこからα7IIやM-Pなどで常用レンズにしてきたのですが、Summicron 35mm ASPHを購入するため7枚玉とこのLux50を一緒に放出してしてしまっておりました。

そこから紆余曲折あり、今回2回目の入手となりました。このレンズを手放してから妙に値段が上がり、もう入手は難しいかなと思っていましたがよい状態のものが手元にきてくれました。


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60年代後半のものながら外観は美品

以前持っていたこのレンズは外観の塗装剥がれや、グリス抜けがあり年代相応の状態でしたが、レンズ面はノーメンテで使用でき、そういう意味では気にせず使えるため常用していました。今回入手のものは外観がかなりきれいでした。

表面、全体的にキズや塗装剥がれ、文字消えはありません。かなりリーズナブルに入手できたのでよかったです。2ndは入手しやすいところもあり最近も値段は高止まりしてますね。

文字の表示も明瞭です
GERMANYの文字に少しあこがれます・・

入手時、少し大きめのゴミが1点あり、実用には影響は少なかったものの、某リペアショップに依頼しレンズ清掃しました。同時にグリスアップもお願いし、いまは完全な状態になっています。あぁもう気分がいいw。

全面の部分もきれい

メンテしていただく際にご担当者さまに見ていただのですが、かなりきれいな状態ですね、と言っていただけたので嬉しかった。絞りのクリック感は元々よい状態でした。

マウント部も適度な状態

専用フードが付属、少し傷みあり

一緒にフードとキャップも付属しています。こちらは若干塗装に痛みがありました。

フード下部に腐食があります

フード塗装に腐食がありますが、それ以外はきれいで、円形に歪みがありませんでした。あとプラキャップの食いつきがよく外れにくいです。ただし普段はフードをつけずに使用しているため、あまり使用しません。フードが大きくかさばるため、43mmの普通のフィルターに非純正のフロントキャップをつけて使っています。

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そういえばこのフードも前部のネジ切りがない専用フィルターしか設置できません。以前、この純正フィルター持っていたのですが、手放してしまいました。今はわりと入手困難ですね。とりあえず現状はいいかなと思っています。

作例と感想

毎度まえおきが長くて申し訳ないんですが、カメラ友達、というか友達自体がいないのでご勘弁ください(泣)。ほんとは語りたくてしょうがないんですよ・・別に泣いていません・・・。以下、M10での撮影と、最後に2枚だけフィルム(M6)のものを入れています(フィルムは自家現像)。

このレンズは230万台なので、60年代後半のものになりますが、作りもよくしっかりしている印象で、この個体も年代のわりに状態もよいです。以前所持していたものも同じくらいの年代のもので、多少傷はあれどタフな感じはしていました。

どこかでSummiluxまとめとかやろうと思っていますが、1stの貴婦人以外、2ndから現行APSHまで一通りいじったことがありまして・・その身からすると、この2ndが一番安定感があって好きです。最短が1mという欠点はあれど、スナップ向けであれば最短70cmを使うことはあまりありません。写りはSummilux特有のシャープさとか繊細さを十分持ち合わせつつ、微妙にオールド感を感じる瞬間があって、そこに惹かれます。例えば夕方の淡いオレンジ色の光とか、ちょっと暗くなったとこに差し込む光とか。普通に撮ればとてもシャープな高性能レンズですが、ふとした瞬間にシャープさと背景ボケが独特の空気感を表現します。確かに万能感では現行ASPHはデザインも含め最高ですけど、贅沢ですがきれいに写りすぎるときもあるし、フードの微妙なガタつきが気になる・・。あと一番はf2.8〜4あたりの星型の絞り、夜景でも絞りたいことはあるのでアレが嫌で・・・星型ボケはインダスターで十分かと・・。
古いレンズとはいえ現代のミラーレスで使用しても十分に高性能です。数十年前のレンズというのが信じがたい(しかも随分ロングセラー)。鏡筒の作り、塗装なども最近のものよりタフな感じがします。古いため多少の傷も様になるというのもいいかもしれません。少し話逸れますがASPHレンズの怖いところは修理、メンテがライカでしかできないので、ちょっとしたことで数万の出費を強いられるところ。もちろんお金持ち向きなカメラではあるので、それができなきゃ持つなって話なのは理解しつつも、そこをうまく運用したいのも人情かと。という感じで、色々と総合して考えるとなかなか手放しにくいレンズです。


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Summilux 35mm f1.4 第2世代(その1):レンズ

以前、Summicronについては遍歴(その1その2)を書きましたが、他のレンズについても書いていこうと思います。レビューというのもおこがましいため、自分はこんな感じで使っているよ程度で。

いま所有しているレンズはすべてSummiluxになります。50mmの第2世代(68年あたりのもの)、35mmの旧ASPHでフォーカスシフトが悩ましいモデル、それと35mmの球面タイプ第2世代(カナダ製、80年代のものかな?)の3本です。
紆余曲折ありこのラインナップになっていますが、自分的に質感が気持ちがよかったのがSummiluxだったようで、最終的に手元に残したいと思ったのがこれだったという感じです(Lux50mmは以前、現行ASPHも持ってましたが惜しくも放出してしまいました。)


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確かにライカレンズではスタンダードレンズでありつつ、最上級レンズの1つでもありますが、切れ味のいいシャープさと、一方で独特のにじみや質感を持っており、キリっと撮りたいときも質感を生かして雰囲気を撮りたいときも対応できる使い勝手のよいレンズだと思います。その中で、最近入手した球面ズミルックスこと、球面 Summilux 35mm f1.4 第2世代について記載いたします。このレンズの名称ですが、ASPHと区別して「球面」とつける場合や「Pre-asph」とか「2nd」とつける場合があります。とりあえず通じやすいので球面とつけてみました。

それはともかく、なんだか手に入れて間もないレンズについて書くのは、使用感とか、作例の少なさとか考えると、まだ早いかなと思いつつ、かなり状態のよいものを入手できたので自慢したくてしょうがないという話です笑。要はそういうこと(ごめん!w)。

これ第1回と書いてますが、とりあえず初回なので入手したモノはどうよ?というのと、少しだけ作例、ファーストインプレッション的な感じでいこうかなと思います。まずは外観について。

外観、レンズともに思ってたより美品だった

入手にあたって現物を店舗に見に行きました。複数在庫があり、そちらも見ましたが、こちらの方が値段が安かった。他のものは店舗がメンテしてレンズもきれいでしたが、こちらも外観、レンズ面などみて問題ないと感じました。
手元のライカM6に装着するとこんな感じ。年代も近いのでデザイン的なマッチングは最高ではないかと思います。

Leica M6 + Summilux 35mm f1.4

以下、細かい外観を見ていきます。外観は傷も少なく、文字消えもなくかなり美品です。

文字消えもなくきれい

第2世代ということでカナダ製です。絞りリング、フォーカスノブも傷なくきれいです。カナダ刻印はレンズ枠側に書いてあるものと、本体サイドのこの位置にあるものあとありますが、細かい種類はよくわかりません。シリアル的には80年代のものではないかと思われるので、わりと最後の方、、、最新のものではないでしょうか。

カナダ製

年代物の割にきれいだなと思ったのは絞り羽根。以前、70年代のSummicronでかなりきれいなものみたことあるので、まぁ、これくらいの状態のものは残っているのかなという感じ。

絞り羽根もきれい

個人的にはマウント部分が妙に状態がよかったので満足しています。

マウントに傷がほとんどない・・

若干特殊な球面ズミのフード

驚いたのは付属してたフードがかなり美品であったこと。このモデルはフィルター装着にフードが必須なこともあり、中古を漁ってもフードに使用感があるものが多い印象です(別途入手は1.5〜2.5万ほどするので付属なのはお得でした)。

ライカレンズの歴代フードは、フードだけでコレクション対象になるほど多彩かつ造形の美しいものが多いのですが、中でもこの12504フードは変化球すごくてw、フードが2つに分割でき、その間にフィルターを挟んで使用する仕組みになっています。しかも逆にレンズ側にフィルターのねじ込みがなく単体でフィルターがつけられないという謎仕様になっている。ほんと困っちゃうよね、こういうの・・・。

フードが半分に分割
その中にフィルターを設置する

またここでTIPS的なものがあって(もう面倒だな・・)、このフードの間に設置するフィルターにも専用のものがあり、シリーズ7という型の専用のものを乗せるとうまく収まるようにできています。ただ、ここには汎用の49mmフィルターもうまく収まるサイズになっており、自分は面倒なので普通の49mmを載せています。(上の写真がすでに49mmを載せてある)

Kenko 49mm レンズフィルター MC プロテクター NEO レンズ保護用 日本製 724903
ただしこのように少し浮く

汎用49mmフィルターも乗るには乗りますが、上の写真のように最後までネジがしまらない状態になります。とりあえずまったく問題ないのでしばらくこれで運用予定です。(シリーズ7フィルターはライカ純正だと2.5万もしますが、Kenkoさんから出てる特注品なら数千円ほどなので気になる方はそちらを)
ちなみにこのフードにも非純正品もあります。それとこのフードは例えば7枚玉とかの球面Summicron 35mmとかにも代用できるようです。

例の開放描写はなるほどすごい・・・

このレンズ、一番有名なのは開放での描写。開放f1.4〜2にかけての描写は、ものが白く滲んだような写りになる。そのためクセ玉とも呼ばれたりするものの、表現としてうまく活用すれば、少し薄暗い室内などでの人物ポートレートや、静かな室内の空気感などをうまく表現できそう。それと開放ではちょっとした光のあたり方ですぐにゴーストやフレアが出てしまう。自分が入手してから周囲で撮影したものだと、開放での撮影が少ないからそこまでフレアが気になるものはありませんでした(第2回があればそれを待たれよ)。一方でf2.8〜あたりからでしょうか、絞るとキリッとした明瞭な描写になります。風景や日中のスナップなどではシャープに風景、建物などを切り取ります。人によっては開放を使わずある種「Summicron」として活用すえばよい、という人もいるほど。どうもこのレンズがカルト的な人気を保っているのもそういった二面性が効いているようです。以下f1.4での作例(簡易的にM10で撮影、つまらなくてすまん)。

若干もやってるが芯が残っている

以下、等倍っていうのかな、ピントの部分を拡大したもの。たしかに薄いベールがかかってるように見えるので一瞬シャープじゃないようにみえて、拡大するときれいに写っている。

しかしながらつまらん作例ですまない

以下、フィルムでの作例。ちょっと現像液変えたのでその点考慮するにしても、フィルムだと日中にf1.4になることは少ないので、かなりシャープに写っている。(6/16追記:デジタルで撮った作例追加しました。同じ紫陽花の写真ありますが、一方は開放ぎみに撮影。確かに白いベールがかかった写真になりました。)

このレンズ、こういった奇妙なスペックを備えていて人気があるのだが、個人的にはこのスペックでこのコンパクトさが実用に最適と思い入手に踏み切りました。従来35mmとして使用していた旧ASPHのSummilux 35mmがいかんせん大きい・・・。元々35mmはSummicron 7枚玉(かなり小型、軽量)を使用していたので、どうしてもその機動性を求めてしまっていました。このSummiluxはあの7枚玉の機動性を持ちつつ、開放以外での写りのシャープさ、それでいてf1.4の明るさ、シルキーな写りをする表現力などを兼ね備えたレンズといえます。そこにどうしようもなく惹かれます。
そもそもSummicronでええやん、というツッコミはなしで。やっぱりSummiluxの独特の雰囲気、好きなんですよね・・。